
小川正子さん(東京都)
自然と調和した“本来の食”で、家族の健康を守れるようになった1年
はじめは「皮をむくのが当たり前」でした
これまでの私は、野菜は皮をむいて使うもの、肉や魚を入れなければ料理に旨みが出ない、という思い込みの中で料理をしていました。出汁の取り方もなんとなく自己流で、どこか曖昧なまま。偏りがちな食生活に、少し不安を感じていた時期でした。
そんな私がこの1年、エコロクッキングスクールで「食の三原則」を学ぶことで、これまでの思い込みや疑問を一つずつ解消でき、食の基礎が明確に変わっていきました。
食の三原則が、私の暮らしを変えた
エコロで教わった食の三原則──
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適応食(お米、特に玄米を中心とした食事)
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身土不二(自分が暮らす土地で採れる旬のものを食べる)
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一物全体食(命を丸ごといただくという考え方)
この3つの軸が、私の食生活の“土台”になりました。
野菜はなるべく皮をむかずにいただき、お米は白米ではなく玄米へ。出汁の基本を学んだことで、調味料に頼らず素材の味を引き出せるようにもなりました。
安心して学べる環境と、仲間の存在
エコロの先生方は、いつもあたたかく、笑顔で寄り添ってくださいました。
最初は緊張していたクラスの雰囲気も、回を重ねるごとに信頼関係が深まり、学び合える仲間に。
そこには、ただ技術を習得するだけでなく、「正しい食を大切にしよう」という共通の価値観がありました。学びの場そのものが、私にとって心地よく、安心できる循環の中にありました。
食が変われば、家族の健康も守れる
この1年間で気づいたのは、食事とは単なる栄養補給ではなく、自分の手で家族の健康を守る力になるということです。
体調が悪くなった時、薬に頼る前にまず「食事で整える」視点を持てるようになりました。
食の選択に自信がつき、「これは体に合っている」「これは控えよう」と自分でコントロールできるようになったのです。
心にまで届く、やさしい味
素材の味を活かした料理は、どこか懐かしく、しみじみとした美味しさがあります。
派手ではないけれど、じんわりと心まで届くような味わい──まさに“心と体が整う”感覚を覚えました。
この学びは、単なる料理教室では得られなかったものです。
自然の摂理を尊重する心、そしてそれを毎日の食卓で実践していける自信が、私の中にしっかりと育ちました。