
豊田誠さん(栃木県)
食の“当たり前”が覆された10カ月間。これからは、食で人の心と体を整えていきたい
食の常識がひっくり返った瞬間
エコロに通い始めて一番驚いたのは、「今までどれだけ間違ったものを食べていたか」ということでした。
健康セミナーなどで白砂糖や油の害について耳にしていたものの、実際にどうすれば良いのかが分からないまま過ごしてきました。ですが、ここでの学びを重ねるたびに、身体にとって本当に必要な食とは何かが、はっきりと見えてきました。
調理の基本が、全て新鮮な学びに
これまでの私は、料理は目分量でダイナミックに作るものだと思っていました。
計量スプーンを使う習慣もなく、初回の授業後に慌てて購入したほどです。
出汁にしても、これまで化学調味料一辺倒だった私にとって、昆布やかつお節でとる“本物のだし”の味は衝撃的でした。素材の力を活かすだけで、こんなにも深みと優しさのある味になるのかと、脱帽でした。
男性にも伝えたい、自然食の魅力
料理や食事改善は女性の領域と思われがちですが、私は強く思います。
「男性にも、自然食の素晴らしさをもっと知ってほしい」と。
私自身、発見の連続でした。
食材の選び方、調味料の質、出汁の取り方――。
これら一つ一つを学ぶことで、毎日の食事がまったく別のものになりました。
ドッグラン&カフェで、自然食を伝えていく
今年、自宅の敷地に「ドッグラン&カフェ」をオープンします。
ここでは、エコロで学んだ自然食を取り入れたメニューを提供する予定です。
たまたま立ち寄ったドッグランで、身体に優しい自然食に出会ってもらえる。
それが「美味しい!」という驚きとともに伝わり、「また食べたい」と思ってもらえたら嬉しいです。
自然食は、どこかで聞いたことがあっても、日常に取り入れるのは難しい。
だからこそ、体験として届けたいと思っています。
食の学びは、人生の基盤になる
約10カ月という短い期間でしたが、エコロクッキングスクールで学んだことは、私の人生の軸になりました。
食べるものが変われば、身体が変わる。
そして、自分自身の意識や未来も自然と変わっていく。それを実感した日々でした。
出会えたことに、心から感謝しています。ありがとうございました。